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第97回HiNetセミナー(12/11) 真の経営イノベーションとは?~富士フイルムの第二創業より~

2024年12月11日(水)18:30~20:30

12月のHiNetセミナーは、富士フイルムの経営危機の真っただ中で企業の生存をかけた新たな事業創造のため、皆様ご存知の化粧品事業の開発を担当された中村善貞さんに富士フイルムの第二創業についてお話しをしていただきます。
大企業のイノベーション事業創出の好事例として、富士フイルムの化粧品事業は有名ですので記事や書籍等でご存じの方も多いと思います。HiNetセミナーでは、特に企業の構造変革の環境下で「経営と組織」にフォーカスして、
組織内での葛藤やそこで発揮される経営のリーダーシップをここだけの話として語っていただくようにお願いを致しました。
巨大な市場を形成していた写真フイルム業界においてデジタル化がもたらした大きなパラダイムシフトの中、超優良企業であった米国コダック社は経営破綻し、同業界の国内シェア№1の富士フイルムは見事に事業転換して再生を果たしたことはよく知られています。しかし華麗な転換の裏には我々も経験し、ブレークスルーできなかった数々の失敗談も隠されている筈です。事業環境変化の激しい昨今、本件事例と同様のパラダイムシフトが身近に沢山生じている昨今、多くの学びや気付きがあると思います。
講師の中村さんからは、ご講演概要について以下のご案内をいただきました。「富士フイルムは、写真フイルム事業の急速な衰退という未曾有の危機に直面しました。しかし、この絶望的な状況下で、戦略的に新規事業を創出し、富士ゼロックスとの連結経営を推進する一方、事業撤退という痛みを伴う構造改革を果敢に進めました。その結果、「第二の創業」と言える事業構造転換を成し遂げたのです。本講演では、この富士フイルムの挑戦と変革に焦点を当て、経営イノベーションの本質を皆さんと共に考えていきたいと思います。」

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